【MLB】カブスのバエズ危機一髪 打席前にバットが2度連続で飛んでくる珍事
2017/05/19
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18日(日本時間19日)のシカゴ・カブス対シンシナティ・レッズ戦で、滅多に起こらず、同時に下手したら選手生命に関わるような珍事が起きた。
打者がネクストバッターズサークルで打席を待っているときに、ファウルボールが2球続けて飛んでくることは稀にあるかもしれない。しかし、バットとなると、前代未聞だ。カブスのハビアー・バエズ内野手は、レッズ戦の7回に、自分に向けてバットが2回続けて飛んでくるという珍事を経験した。
この日、初回に満塁本塁打を放ち、5回にも適時打を打っているバエズは、7回裏の打席の前にネクストバッターズサークルで準備をしていた。打席には1番のラッセルが入っていたが、1-0から空振りをしてバットがバエズの方向へ飛んで行ってしまう。
バットは、バエズのすぐ左約50センチのところへ飛んでネットに当たってしまう。突然の攻撃にバエズも苦笑していたが、続く球のスイングでまたしてもラッセルがバットを飛ばしてしまう。今度はバエズの遠く右側に飛んで行ったが、これにはさすがにバエズも驚き、倒れこんでしまった。
結局、バエズは次の投球からベンチに戻り、ラッセルの三振を見届けたのだが、続く打席でしっかり中前へ安打を放ったことは見事としか言えないだろう。バットにボールは当たっていたが、バットには当たらなくてほっと一息のバエズであった。
試合は、バエズの5打点などでカブスが9-5で勝利。カブスの上原浩治投手には移籍後初セーブがついた試合となった。