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【MLB】前田健太、背信投球続き先発ローテ落ちに。今後はロングリリーフでの起用か

2017/06/09

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Getty Images



 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手は先発ローテーションから外れ、中継ぎへ配置転換となったことを、7日にドジャースのデーブ・ロバーツ監督が明らかにした。そして、米国「ファンラグ・スポーツ」は、8日(日本時間9日)付でこの件について特集を掲載。
 
 記事では、好調のアレックス・ウッドの復帰、一度先発ローテーションから外れた柳賢振がリリーフで結果を残したことが今回の配置転換に至ったと報じている。そして、今後前田は試合の早い段階で降板した投手のロングリリーフをする可能性が高いことを示唆した。
 
 5月25日のセントルイス・カージナルス戦では前田が5イニングを3失点、先発ローテを外れていた柳が4イニングを無失点とリリーフで好投しており、今回の配置転換で両者の立場が逆転することになった。
  
 ドジャースは前田に対し、柳がリリーフに配置転換された際と同じように「良い変化」をすることを期待しているようだ。また、前田がリリーフに回ることでブルペン陣の層が厚くなることが期待されている。
 
 一方、同記事では「先発投手は試合の最初からペースを配分して投げることに慣れているため、初めて中継ぎ転向するときは時折苦労することがある。救援登板の際にはいきなり困難な状況での登板になる時もあるなど、先発とは完全に異なる役割を果たすことになるからだ」と述べ、ここまで先発として活躍してきた前田のリリーフ転向に不安要素が残っていることを指摘している。
 
 前田の救援登板はNPB時代を含めても2008年の1登板のみ。日米通算250登板中249登板が先発登板となっており、救援登板となればプロ入り以来2度目の出来事となる。現在、前田はロングリリーフでの起用が見込まれているが、リリーフ登板の経験はほぼないに等しいため、新しくブルペンでの調整に適応する必要があるだろう。
 
 MLB2年目で中継ぎへ配置転換となってしまった前田健太。同僚の柳のようにリリーフで結果を残し、再び先発投手として活躍を見せることは出来るだろうか。



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