【MLB】岩隈久志、”模擬試合”を経て来週にはマイナーリーグで実戦復帰か
2017/06/11
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右肩炎症で故障者リスト入りしている岩隈久志投手は、11日(日本時間12日)に本拠地・セーフコ・フィールドで2イニングの”模擬試合”を行うことが決まった。
模擬試合はMLBでよく行われている調整方法で、投手・打者・捕手の3人で行う。非常にシンプルな構成となっているため、ストライクの判定はブルペン捕手、もしくは投手コーチが行う。また、守備には誰も就いていないため、打球によってヒットかアウトを判断することになる。
岩隈はこの模擬試合で2イニング分を”想定”して投球を行う予定となっている。この調整やマイナーリーグでの登板を経て実戦感覚を取り戻し、1軍への復帰を目指すという算段になっており、11日の模擬試合は感覚を取り戻す第一歩となる。
地元紙「シアトル・タイムズ」では「期待通りの結果が残れば、マリナーズは岩隈を故障者リストから復帰させるだろう」とコメント。また、14日か15日にA級のマイナーチームであるモデスト・ナッツで実戦復帰となる見込みであることを報じている。そして、岩隈が故障者リストから復帰するのは6月下旬と見られている。
現在、マリナーズは春先の不調を乗り越え31勝31敗と勝率5割に復帰。エース・フェリックス・ヘルナンデスが復帰間近など、明るい話題が増えてきているだけに、先発陣の復帰を契機に12.5ゲーム差で首位に立つアストロズを追走したいところだ。