【MLB】マー君、復活の兆し! 7回途中4安打8三振3失点も勝ち負けはつかず
2017/06/13
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ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、12日(日本時間13日)に敵地でロサンゼルス・エンゼルス戦に先発登板。6回2/3を89球、4安打、2四球、8三振、3失点(自責1)の成績で勝ち負けはつかなかった。
登板試合で5連敗、そしてその5戦で11本の本塁打を打たれている田中は、この日も初回に2番・カルフーンにバックスクリーンへ先制ソロ本塁打を叩き込まれる不穏な立ち上がりを見せてしまう。
しかし、その後は復調。2回には2三振を奪い、味方が同点に追いつくと、3回にも2三振。エンゼルスの主砲プホルスからスプリットで空振り三振を記録するなど、スライダーとスプリットが冴え渡った。
ヤンキースは5回表にグレゴリウスがこの日2本目の適時打を放ち、勝ち越しに成功。田中に1点のリードを与える。
5回裏には先頭打者のヤング Jr.を三球三振に抑え7三振。さらに2死から一二塁間へ転がってきたセーフティバントに対して、決死のダイビングキャッチ。地面に膝をついたまま一塁へ送球し、見事アウト。素晴らしいフィールディングでも観客を沸かせた。
6回には2死一塁からエスコバーに右中間へ二塁打を浴び、二三塁とピンチを作るが、バルブエナを初球で一ゴロに抑え、ピンチを見事にしのぐ。すると、味方が7回にヘッドリーの中前適時打で追加点を加える。
しかし、7回裏に先頭打者を三塁手の失策で出塁させると、二死からエスピノーザに右前適時打を打たれ3-2と1点差。田中はこの場面でマウンドを降りた。この日は6回2/3を投げ、89球、4安打、2四球、8三振、3失点(自責1)の成績。2回から6回途中にかけては13人連続で打ち取るなど、復活の兆しが見えたマウンドとなった。
田中の降板後、2番手のクリッパードが2死二塁からメイビンに適時打を打たれ同点。田中の勝利投手の権利がなくなり、この日は勝ち負けつかずとなった。
試合は、8回に前日150メートル弾を含む2本塁打を放っているジャッジが、右中間へ特大の勝ち越し本塁打を披露。ヤンキースが5-3で勝利した。