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【MLB】通算354勝ロジャー・クレメンス氏の息子、ドラフト8巡目でブルージェイズへ

2017/06/14

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 MLBで354勝を記録したロジャー・クレメンス氏の息子ケイシー・クレメンス内野手が、12日(日本時間13日)から始まったMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから8巡目249位で指名された。
 
 テキサス大学で昨年までは投手としてもプレーしていたクレメンスは、2017年シーズンは一塁手に専念。62試合に出場し、打率.305、12本塁打、49打点、10盗塁を記録。実は、2013年にも高卒時にヒューストン・アストロズから35巡目で指名されていたのだが、大学進学を決断していた。
 
 父親のロジャー・クレメンス氏は、現役時代はボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍し、“ロケット”と呼ばれた名投手。通算354勝に、通算4672三振は歴代3位の記録、そしてサイ・ヤング賞は7回受賞など80年代後半から2000年代中盤まで24年間に渡って第一線で活躍した。
 
 しかし、輝かしい経歴の一方で、薬物疑惑の代表的選手でもあり、引退後に殿堂入りの投票では毎年投票数は増えているものの5回とも落選している。
 
 ちなみにクレメンス氏には息子が4人おり、長男のコービーは2005年にドラフト8巡目でヒューストン・アストロズに指名され、マイナーリーグと独立リーグでプレーした後、現在はアストロズの球団で働いている。また、息子4人の名前の頭文字には三振を意味する“K”がつけられており、コービー、コーリー、ケイシー、コーディの4兄弟となっている。
 
 父親は193センチ92キロと巨体ながらも、長らくア・リーグでプレーしていたので、通算179打数で本塁打は0本だった。息子のケイシーは186センチだが、父親とは異なるバッティングで活躍することができるのか。注目が集まる。



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