【MLB】ダルビッシュのトレードの可能性は”低い”? 米有名記者2人が語る
2017/06/20
Getty Images
今季でテキサス・レンジャーズとの契約が切れるダルビッシュ有投手。チームの成績次第では、放出濃厚かとも言われていたが、今回、米国の2人の有名記者が「トレードの可能性は低いだろう」と口をそろえて主張した。
米『ヤフースポーツ』のジェフ・パッサン氏は、ダルビッシュの価値についての特集記事を18日に掲載。記事中であるソースからの情報として、「ダルビッシュはレンジャーズのユニフォームに袖を通したままでシーズンを終えるだろう。仮に、レンジャーズがポストシーズン争いから脱落して(団子状態でありえなさそうだが)トレードに踏み切ったとしても、シーズン後に再契約を結びたいだろう」と明かした。
また、『フォックススポーツ』の名物記者ケン・ローゼンタール氏は、18日にピッツバーグでの試合前に動画でMLBのトレード情報を伝え、「レンジャーズは状態が良くなってきていて、怪我人も戻ってくる。彼らはダルビッシュと長期契約を結びたいだろう」とした。
さらに、大谷翔平投手の名前も触れ、「チームはダルビッシュを理想としている大谷翔平のことも獲得したがっている。レンジャーズにとってはすべてが実現可能だが、この時点でのダルビッシュのトレードは、起こりそうにないだろう」と伝えた。
ダルビッシュクラスの先発投手は引く手数多だが、レンジャーズは放出しないだろうというのが米国の記者の共通認識のようだ。万が一、プレーオフ争いから脱落してトレードに踏み切ったとしても、レンジャーズはシーズン後に再契約を結びたいようである。
レンジャーズは2020年には新しい球場もオープン予定で、ダルビッシュと長期契約を結ぶことで、チームを安定させたいという思惑もあるだろう。そこに、さらに大谷が加わったら・・・非常に面白い未来が待っている。