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【MLB】イチロー、昨季に比べライナー性打球が減少しゴロが増加。打球方向にも変化あり

2017/06/22

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 マイアミ・マーリンズのイチロー外野手の打撃に変化が起こっている。ライナー性の強い打球が減少し、ゴロの割合が高くなっている。なお、フライの割合は例年並み。そして、広角にバランス良く打ち分けることがイチローの特徴だったが、今季はMLB移籍以来最も引っ張り気味の打球が多くなっている。
 
 米データサイト「ファングラフス」によると、ライナー性の強い打球は昨季の27.6%から13.1%と減少。代わりに、ゴロ率が63.9%と通算の55.4%よりも高い数字をマークしている。2015年の不調時にもライナー性の打球が18.3%と低い数値になっており、今季はそれを下回っている。
 
 また、イチローは通算で右方向への打球割合が31.5%、中堅方向への割合が35.2%、左方向への割合が33.3%となっていたが、今季はそれぞれ45.2%、29.0%、25.8%と引っ張りの打球割合が非常に高くなっている。
 
 この変化の影響か、開幕から不調に苦しんでいたイチローだったが、6月は6戦連続安打を記録するなど、5月末に.176としていた打率を6月21日現在で.218と4厘近く向上させた。
 
 6月も右方向への打球が8本、中堅方向が1本、左方向への打撃は3本で三振は7つと打球方向は変わっていないが、ライナー性の当たりが増えてきており、月間打率は.368と調子を取り戻してきている。
 
 イチローの今季成績は、6月21日現在で87打数19安打、打率.218、2本塁打、7打点、4四球、25三振となっている。



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