【MLB】ド軍元捕手の抑え、開幕から驚異の無四球三振記録が「51」で止まる
2017/06/26
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ロサンゼルス・ドジャースの抑え、ケンリー・ジャンセン投手が、25日(日本時間26日)に本拠地で行われたコロラド・ロッキーズ戦の9回にアレナドに対して四球を献上。開幕戦から続けてきた無四球での連続三振の記録が「51」で止まり、開幕からでは歴代1位、シーズンでは歴代3位で記録を終えた。
ジャンセンは、この日の登板までに30試合に登板。31回を投げ、無四球に50三振と驚異的な制球力で打者を抑えてきていた。
そして、この日の登板では8回途中から登板。8回にストーリーから三振を奪い、51三振目を記録するが、9回に1死からアレナドにフルカウントから今季初となる四球を与え、記録はストップ。無四球での三振数は「51」で止まった。
この日は四球を与えた後、レイノルズから三振を奪うなどして、17セーブ目を記録。今季の成績を4勝0敗17セーブ、防御率0.83、32回2/3を投げ1四球、52三振、WHIPは0.55としている。
ジャンセンは元々捕手としてキャリアをスタートさせた異色の選手で、2009年にはWBCにオランダ代表の正捕手として出場している。同年に投手に転向。投球数のおよそ9割がカットボールながらも、最速98マイル(約158キロ)のカットボールを投げ込み打者をねじ伏せる投球スタイルが魅力である。
ちなみに、無四球での三振記録の1位は、『ザ・リンガー』によると、2002年にカート・シリング投手が記録した56三振となっており、ジャンセンはわずかに及ばなかった。一方で“開幕からの無四球三振”と限定をすると、ジャンセンは今月初めに、「35」のMLB記録を更新して、記録を伸ばし続けていた。