【MLB】台湾の新星がメジャーデビュー!「9番・三塁」で即スタメン、初安打も記録
2017/06/27
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台湾出身でボストン・レッドソックスに所属する林子偉(リン・ズーウェイ)内野手が、26日(日本時間27日)に本拠地で行われたミネソタ・ツインズ戦で、「9番・三塁」としてメジャー初出場兼初スタメン、そして初打席で初安打を放った。
24日にダブルAからレッドソックスに昇格した林は、この日に「9番・三塁」として、メジャーリーグデビュー。2回のメジャー初打席で、詰まった当たりながらも中前に落とし、メジャー初安打を記録。また、初回には先頭打者の打球をさばき、守備機会もしっかり成功させた。この日の成績は3打数1安打だった。
林は、台湾出身で23歳の右投げ左打ちの内野手で、『ベースボール・リファレンス』によると、2012年に209万ドルでレッドソックスと契約。2015年にはBFAアジア選手権で台湾代表として日本代表とも対戦。現オリックス・バファローズの山岡泰輔投手から安打を放つなど、5打数2安打を放ち、3-1の勝利に貢献している。
昨季はダブルAで打率.223、2本塁打、27打点の成績だったが、今季は打率.302、5本塁打、19打点と開花。マサチューセッツ州のニュースサイト『マスライブ』によると、昨年とは違ってボールを強く叩く意識で打撃をしていることが今年の結果につながっているという。
この日の試合後に林は、「まだ少し緊張しています。最初のアウト(三ゴロ)の後、残りの試合ではもっと多くの球が来るだろうということに気がつきました。なので、あまり多くを考えずにプレーしました」と若々しさを見せた林。今後の活躍が楽しみだ。
台湾出身の野手としては、林哲シュエン外野手以来の安打を放った林は、胡金龍外野手の持つ台湾出身選手のMLB通算最多安打の34本を超える活躍が期待される。MLBに現れた台湾の新星から目が離せない。