【MLB】マエケン、7回無失点で“復活の”6勝目! 先発で無失点は約1年ぶり
2017/06/28
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ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手は、27日(日本時間28日)に本拠地で行われた「フリーウェイ・シリーズ」として知られるロサンゼルス・エンゼルス戦に6月18日以来の先発登板を果たし、7回を投げ、4安打、無四球、6三振、無失点で今季6勝目を手に入れた。
先発登板としては9日ぶりのマウンドとなった前田は、課題の立ち上がりの先頭打者のヤングに中前安打を打たれる展開。しかし、盗塁を試みたヤング・ジュニアをドジャースのバーンズがしっかり二塁で刺し、前田を助ける。残りの打者を2人で打ち取った前田は、2回はわずか9球で3人を料理する。
3回には先頭のマルドナードからこの日初の三振を奪うなどこの回も三者凡退。しかし、4回に先頭のヤング・ジュニアにセーフティーバントを成功させられ、無死一塁。さらに一死からピンチを迎えるが、ここをしっかり抑えて、この回も無失点に抑える。
5回には1死から遊撃手ヘルナンデスが三遊間への強い当たりを横飛びダイビングキャッチから、膝をつきながら一塁に送球してアウトにするスーパープレーにも助けられた前田。6回を三者凡退に抑えると、その裏にベリンジャーの先制打とピーダーソンの3ラン本塁打で一気に4点の援護点をもらう。
7回のマウンドにも上がった前田は、バルブエナ、シモンズを連続三振、続くリベアを遊ゴロに打ち取り、この日4度目の三者凡退に抑えると、7回裏の打席で代打を出され、この日は役目を終了。前田は7回を92球、4安打、無四球、6三振、無失点の成績で、無失点は今季では前回登板の1イニングのみのリリーフ以来2回目。先発としての無失点投球は昨年の5月28日以来となった。
試合は、このままドジャースの中継ぎ陣も8回、9回も完璧に抑え、4-0でドジャースの勝利。前田には今季6勝目が記録された。
約1年ぶりに無失点で勝利を手にした前田。そして、7回無失点は自己新記録だ。調子を上げてきた今季のこれからの前田の投球から目が離せない。