【MLB】ホワイトソックス監督、1週間で3回退場処分 2季で11回退場の歴史的ペース
2017/06/29
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シカゴ・ホワイトソックスのリック・レンテリーア監督が、28日(日本時間29日)に本拠地で行われたニューヨーク・ヤンキース戦の6回表に退場処分を受けた。この処分によって、直近6試合で3度目の退場となり、今季ではすでに5回目。そして、マイアミ・マーリンズのドン・マッティングリー監督の4回を越して今季トップの退場数となった。
レンテリーア監督は2014年にはシカゴ・カブスの、そして今季からホワイトソックスの監督を務めている。この日の退場で今季はすでに5回目の退場となり、通算では2シーズンで11回目の退場処分となっている。
指揮した2シーズンでの退場数/試合数の割合は4.6パーセントとなり、これまでの記録保持者だったアール・ウィーバー氏の3.70パーセントを大幅に上回るペース。なお、ウィーバー氏は2541試合で94回の退場記録(ア・リーグ記録)を保持している。
ちなみに、レンテリーア監督はこの日の試合後のインタビューで、「特に言うことはない」と退場については多くを語らなかった。
この日の試合はヤンキースの田中将大投手が6回2失点と好投。ホワイトソックスは3-12で敗戦した。今季のホワイトソックスは33勝44敗としてア・リーグ中地区で最下位。勝率はリーグ最低である。
この1週間でのレンテリーア監督の退場劇
■23日、オークランド・アスレチックス戦
5回裏にホワイトソックスのアンダーソンが放った打球が、ファウルではないかということで抗議したアンダーソンが退場。また、処分と判定に抗議をしたレンテリーア監督も一緒に退場となった。
■24日、オークランド・アスレチックス戦
7回表にアスレチックスの選手が放ったゴロを三塁手のフレイジャーが一塁へ送球するも、一塁手アブレイユの足がベースから離れていたとしてセーフになる。ビデオ判定の結果も判定は覆らず、三塁手のフレイジャーが抗議して退場に。レンテリーア監督も選手を守るためにベンチを飛び出し猛抗議。帽子を叩きつけて退場となった。
■28日、ニューヨーク・ヤンキース戦
6回表に投手陣がヤンキース打線に捕まったところでマウンドに向かったレンテリーア監督。野手陣に指示を出しているところで、マウンドにやってきた主審に何かを言い一瞬で退場となった。