【MLB】16歳の日系投手が母国ブラジルでブルージェイズと正式契約「早くMLBに慣れたい」
2017/07/07
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トロント・ブルージェイズと契約した日系ブラジル人のエリック・パルディーニョ投手(16)が、6日(日本時間7日)にブラジルのサンパウロで正式契約を結び、将来の活躍を誓った。
パルディーニョは178センチの右投げの投手。昨年に15歳ながらブラジル代表としてWBC予選のパキスタン戦に登板し、最速94マイル(約151キロ)を投げ込み、一躍スカウトに注目される存在となった。
『MLB.com』が発表する国際選手の有望株ランキングでは5位にランクインされたパルディーニョ。契約金もブラジル人史上最高額となる140万ドル(約1億6千万円)と期待の大きさが見て取れる。
この日、初のユニフォーム姿を見せたパルディーニョは『AP通信』に、「MLBでプレーしている他のブラジル人選手が、僕がここまで来ることを助けてくれました。早くMLBの世界に慣れたいです」と答えた。
また、この日ブラジル入りをしていたブルージェイズのGM補佐のアンドリュー・ティニッシュ氏は、「彼は、私が見た16歳の中では最も進んでいる選手の一人だ。16歳にしてはとても成長しているよ」とコメントした。
ブラジル出身のMLB選手は、クリーブランド・インディアンスのヤン・ゴームズ捕手と、カンザスシティ・ロイヤルズのパウロ・オーランド外野手が現役で活躍している。また、投手では2015年以降登板がないが、アンドレ・リエンゾ投手が通算で6勝9敗という成績を残している。
パルディーニョはMLBへのステップとしてドミニカ共和国にあるチームの施設でトレーニングを積む予定だ。サッカー大国から現れた金の卵。日系3世と日本ともゆかりが深いパルディーニョから目が離せない。