【MLB】MLB、前半戦終了 日本人選手の前半戦を振り返る
2017/07/11
Getty Images
MLBのレギュラーシーズンは7月9日(日本時間10日)をもって前半戦が終了。オールスターの休みが入り、後半戦が14日(同15日)から始まる。今季の日本人選手はこの日までに計8人が出場。各選手の前半戦を振り返りたい。
■上原浩治投手
前半戦:33試合、防御率2.73、2勝4敗2セーブ12ホールド。
昨季の世界一チームへ移籍した1年目は、勝利の方程式の一員として君臨。チームは不調だが、42歳になっても上原自身は常に高いレベルをキープして、洗練された投球術でチームの勝利に貢献し続けている。連投時の成績が悪いのが少し気になるが、この日までに挙げた12ホールドはチームトップの成績だ。今季の日本人選手の中で最高の活躍をしていると言えるだろう。
■ダルビッシュ有投手
前半戦:19試合、防御率3.49、6勝8敗、125三振
19試合中クオリティスタートが13回とMLB全体で6位の成績。全体的に安定はしているが、6月以降で1勝5敗と、援護がなく勝ち星に恵まれない登板も続いた。また、奪三振数はリーグ3位の数字だが、今季は四球数も多くなり、41という数字はリーグでワースト5位の成績だ。しかし、被打率はリーグ5位の成績で相変わらず打たれはしない。トレードされるか否かとフィールド外の話題も多いが、後半戦は四球を減らし勝ち星を重ねていきたい。
■青木宣親外野手
前半戦:61試合、打率.264、1本塁打、12打点、5盗塁
アストロズに移籍後初のシーズンは左翼手のレギュラーとして多くの試合で「9番・左翼」で出場。試合によってはゴンザレスとスタメンの入れ替えもあるが、渋い活躍でチームの勝利に貢献している。また、外野守備では補殺数でリーグ2位の6補殺を記録。攻守において重要な役割を担っているが、打率が下降気味なのが少し気になる。しかし、青木自身はシーズン終盤の成績が非常に良く、リーグ優勝に向けて突き進むチームの終盤戦に必要不可欠な存在となるだろう。
■前田健太投手
前半戦:16試合、防御率4.38、7勝4敗、77三振
立ち上がりに難があったシーズン序盤から徐々に立て直すも、ロバーツ監督の信頼を得ることができずに、80球前後で交代することが多くなっている。また、今季はプロ2年目以来、約9年ぶりの中継ぎ登板も経験。先発ローテーション当落上にいるが、チームは絶好調で、歴史的ペースで勝ち星を重ねている。前田もチームの波に乗り、後半戦から復活したい。