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【MLB】カブス、WBCコロンビア代表のエース左腕獲得。照明破壊弾放った若手有望株らとトレード

2017/07/14

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 13日(日本時間14日未明)、シカゴ・カブスはシカゴ・ホワイトソックスのホセ・キンターナ投手とエロイ・ヒメネスを初めとする若手4選手とのトレードを成立させたことを、MLB公式サイトや地元紙「シカゴ・トリビューン」など、多くの現地メディアが報じた。
 
 MLB公式サイトによると、シカゴに本拠地を構える両球団のトレードは2006年11年ぶりの出来事となっている。
 
 キンターナは昨季まで4年連続で200イニングを投げ、通算50勝54敗、防御率3.51という成績を残している左腕投手。昨季はキャリア初となる13勝をマークし、球宴出場も果たす。そして、3月に行われたWBCではコロンビア代表として出場し、好投を見せた。
 
 今季のキンターナの成績は4勝8敗、防御率4.49と振るっていないように見えるが、地元紙「シカゴ・トリビューン」によると直近7度の登板では防御率2.70を記録しており、調子を取り戻しているとしている。キンターナは低迷するチームで活躍を続けていたこともあり、今季のトレード市場で動向が注目されている選手の1人であった。
 
 今季、カブスはジョン・レスター、ジェイク・アリエッタなど、昨季のワールドシリーズ制覇に貢献した投手たちが軒並み不調。カイル・ヘンドリクスやジョン・ラッキーに至っては現在故障者リスト入りしており、2年連続地区優勝のためには先発陣の補強が急務となっていた。
 
 また、アリエッタ、ラッキーは今季で契約が切れFAとなるため、来季以降を見据えての補強にもなっているようだ。
 
 カブス側の目玉選手のエロイ・ヒメネスは全米有数の若手有望株であり、マイナーリーグのHRダービーで照明破壊弾を放つなど将来が嘱望されている選手の1人だったが、チーム方針によりカブスを離れ、ホワイトソックスでメジャー昇格を目指すことになった。
 
 一方のホワイトソックスは38勝49敗という成績でア・リーグ中地区最下位。序盤から苦しい戦いを強いられており、エース左腕を放出して若手有望株を獲得し、来季以降を見据えた戦略に転換するという運びになった。



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