【MLB】「カンフー・パンダ」が戦力外 総額110億円の契約が大失敗に
2017/07/15
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ボストン・レッドソックスは14日、パブロ・サンドバル内野手(30)を40人枠から外した(DFA)ことを発表した。
「カンフー・パンダ」の愛称で知られるサンドバルは2014年オフにレッドソックスと5年総額9500万ドル(当時約110億円)で契約。前所属のサンフランシスコ・ジャイアンツでは3度の世界一に輝き、レッドソックスでも同様の活躍を期待されていた。
しかし、レッドソックス移籍後は初年度こそ126試合に出場して、打率.245、10本塁打、47打点の成績を残したが、2016年は肩の手術などがあり、シーズンをほとんど全休。復帰した今季も32試合で打率.212、4本塁打、12打点と低調な成績を残していた。
すると、14日に遂にチームが動き、サンドバルをDFAとすることを決断。ジョン・モロシ記者によると、レッドソックスはサンドバルに4950万ドル(約56億円)の支払い義務が残っているという。これは史上2番目に高い金額だ。
レッドソックスはこの後、トレード相手を見つけサンドバルを上手く使うか、ウェーバー公示をして買い手を探すこととなる。それでも、移籍先が見つからなかった場合は解雇またはマイナー降格を選ぶこととなる。
『ファンラグスポーツ』のジョン・ヘイマン記者は、レッドソックスはサンドバルをトレードすることができないだろうと推測している。しかし、可能性として古巣のジャイアンツに戻る可能性を指摘。今後のサンドバルの動きからも目が離せなくなった。