【MLB】イチロー、伝説の盗塁王を抜き安打数単独23位 マ軍監督も称賛「間違いなく偉大」
2017/07/19
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マイアミ・マーリンズのイチロー外野手が、18日(日本時間19日)に本拠地で行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦の8回裏に代打として出場。左前安打を放ち、MLBでの通算安打を3056本として、リッキー・ヘンダーソン氏の記録を抜かし、安打数歴代単独23位へと浮上した。
この日のイチローは、8回裏2死から代打として登場。フィリーズの中継ぎのベノワの外角高めのボール球にうまく合わせて遊撃手の頭上を越す左前安打を放った。
試合後にマーリンズのドン・マッティングリー監督は、「毎日、ヒットを打つたびに誰かを超えているように見える。間違いなく、イチローは偉大だ」とインタビューに答え、イチローの功績を称賛したとMLB公式サイトが報じている。
また、安打を放った直後に、ツイッターのMLB公式のアカウントで主に成績を紹介する『MLBスタット・オブ・ザ・デイ』はイチローの偉業を動画付きで速報。「イチローが3056本目の安打を放ち、リッキー・ヘンダーソンの記録を抜きMLB史上単独23位へ」と投稿した。
その投稿や、マーリンズ公式アカウントの投稿にもコメントが寄せられ、「おめでとうイチロー!」や「殿堂入り!」などファンからも偉業を讃えられている。
この日、イチローが抜いたリッキー・ヘンダーソン氏はMLBで通算1406盗塁を成功させた文字通り「世界の盗塁王」だ。1982年にはシーズン130盗塁でMLB記録を樹立。42歳のシーズンに25盗塁を成功させるなど衰え知らずで、安打数も3055本を記録していた。
次なるイチローの目標は、2007年に3000本安打を達成したクレイグ・ビジオ氏が持つ3060安打だ。アストロズ一筋の伝説的な男を超えるのはいつになるのだろうか。イチローから目が離せない日々が続く。