【MLB】田中、8回14Kの8勝目に辛口地元紙も絶賛「地球上で最高の投手のような投球」
2017/07/29
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ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、28日(日本時間29日)に本拠地でタンパベイ・レイズ戦に先発登板。8回を109球、2安打、無四球、14三振、1失点の圧巻の投球で今季の8勝目(9敗)を挙げた。この快投劇に辛口で知られる地元紙の『ニューヨーク・ポスト』も「地球上で最高の投手であるかのように投げていた」と絶賛だ。
今季は2試合に投げ、13失点と完全に鬼門のレイズ戦で、復活の14三振の投球。6回途中までは完全試合ペースと、田中は完璧な投球を披露し、8勝目を手に入れた。
この最高の投球に地元紙も絶賛。田中が打たれるたびに辛口コメントを残すことで有名な『ニューヨーク・ポスト』電子版は、試合後に速報記事を掲載。今季の田中の好不調の波が激しいことから、「今季の田中は謎に包まれている。不安定さと無力感の中に偉大さが見え隠れする」と評しながらも、「金曜の夜に田中は地球上で最高の投手であるかのように投球した」と絶賛した。
その田中は試合後のインタビューで、「レイズ打線に2試合良いようにやられていたので、今日こそは良い投球をしてという気持ちが強かった。スライダーが良くて、軸にして良い投球ができたと思います」と語った。
また、完全試合は頭にあったのかという質問に対しては、「5回が終わったときにそうだなぁと思ったら次の回に打たれてしまった」と笑いながら答えた。
今季の田中はこの日の勝利で8勝9敗、防御率5.09、123回2/3で132三振の成績。自責点、本塁打数はMLBでの自己最多をすでに更新してしまったが、ここからどこまでヤンキースのポストシーズン進出に貢献できるのか。次回の登板も見逃せない。