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MLBで珍事 両軍スリーアウトに気づかずにフィールド上に残り続ける

2017/08/05

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Getty Images



 ボルティモア・オリオールズ対デトロイト・タイガース戦(日本時間5日、ボルティモア)の3回裏に、両軍の選手がアウトカウントを間違えるという珍事が起きた。
 
 3回裏、タイガースの先発のジャスティン・バーランダー投手が、先頭のジェントリーを遊ゴロ、続くジョーンズを三振に奪うと、2番・マチャドに勝ち越しとなるソロ本塁打を浴び失点。そして、続くスクープを外角の空振り三振に打ち取ってスリーアウトチェンジとなった。
 
 しかし、まさかのタイガースの選手たちは誰もスリーアウトに気づかず。まるでツーアウト目を三振で取ったかのように捕手から三塁手、遊撃手、二塁手へとボール回しが始まり、バーランダーに渡され、次の打者への投球の準備を始めてしまった。
 
 誰もベンチに帰らない中、さらにネクストバッターズサークルで待機していたデービスも打席に向かって歩き、打席に入ってしまうという事態も同時に発生。次打者のベッカムもネクストバッターズサークルへ向かっている姿も映し出され、フィールド上にいる選手が誰もスリーアウトに気付かないという珍プレーが起こった。
 
 現地のテレビカメラでは、オリオールズのベンチのマチャドがスリーアウトのサインをフィールドに送っている姿がとらえられていたが、結局バーランダーが誰かからの声に気付き、ベンチへと帰って行った。
 
 この光景をリプレイで見ていた現地の実況は、「毎試合、今まで見たこともない何かが野球では起こります。私はこの光景を初めて見ました。これが3回裏の最後のアウトです。タイガースを見てください!誰もフィールドを離れずに、バーランダーは投球の準備をして、デービスは打席に向かっている。さっきのアウトがスリーアウトだったのに!」と笑いながら様子を伝えた。
 
 ちなみに、バーランダーは「スリーアウトだと思っていたよ!」と言いながらベンチへ帰って行ったという。試合はそのバーランダーが好投し、タイガースが5-2で勝利した。



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