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【MLB】マリナーズの”キング”、今季2度目のDL入り。10年連続2桁勝利に暗雲

2017/08/06

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 シアトル・マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手(31)が、上腕二頭筋の腱炎で今季2度目の故障者リスト入りとなったことを、5日(日本時間6日)付でMLB公式サイトが報じた。
 
 記事によると、ヘルナンデスは10日間の故障者リスト入りとなり、8月2日に遡って適用されることになったため8月13日以降に試合出場が可能となる。そして、ヘルナンデスの代わりにセントルイス・カージナルスからトレードで獲得したマルコ・ゴンザレス投手を3Aから昇格させる。
 
 マリナーズの誇るタフネス剛腕に異変が起こっている。2008年から9年連続で200イニング以上、2009年から9年連続で2桁勝利をマークするなど、タフさに定評のあったヘルナンデスだが、昨季から故障が重なりシーズンを通してローテーションを守り切れていない。そして、今季は10年連続2桁勝利に黄信号が灯ってきている。
 
 今季も開幕直後の4月下旬に右肩炎症で2か月ほど離脱し、6月下旬に復帰を果たす。しかし、復帰後も状態は上がらず、7月は6試合に登板し2勝2敗、防御率3.86という成績で、直近2試合は共に6回途中4失点で降板と精彩を欠いていた。
 
 今季、マリナーズでは先発投手に故障者が続出し、100イニング以上を投げているのはアリエル・ミランダ、ジェームズ・パクストン、ヨバニ・ガヤードの3名のみ。ワイルドカード進出を目指す同チームにとって、実績があるヘルナンデスの復帰は明るい話題だったが、再びエースが故障者リスト入りとなったことで先発陣の台所事情がまたしても苦しくなってしまった。
 
 ヘルナンデスの今季成績は13試合で73.2回、5勝4敗、69奪三振、21四球、防御率4.28、Whip1.36となっている。



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