【MLB】キンズラー、自身を退場にした審判を痛烈批判「他の仕事を探すべき」
2017/08/16
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14日(日本時間15日)に本拠地で行われたテキサス・レンジャーズ戦で退場処分となったデトロイト・タイガースのイアン・キンズラー内野手が、15日(同16日)の試合前に、自身を退場処分としたエンジェル・ヘルナンデス審判に対して「他の仕事を探すべきだ」などと痛烈に批判したと『デトロイト・ニュース』が伝えた。
14日の試合でキンズラーは最初の2打席で2つのボール球をストライクとコールされ、迎えた第3打席でも初球の低めの球をストライク判定。2球目の外角に大きく外れた球がボールとコールされた際にヘルナンデス球審に何かを言い、即座に退場を宣告されていた。
キンズラーによると、初球のボール球をストライクと判定された際に、ヘルナンデス球審に確認すると、ストライクだと伝えられたので、「あなたがストライクとコールしたから、これはストライクだね」と言い返したという。
そして、2球目の明らかなボール球については、「このボールはどうなんだ?」と聞いたという。その発言の後、すぐに退場を宣告された。
キンズラーは、記者からすぐに退場となったことに驚いたかと質問されると、「そんなことはない、むしろ彼が信じられないくらいひどい審判ということに驚いたよ」と答え、「あんなにひどいのに彼がどうやってこのリーグに長い間いるのかまったくわからない。彼は本当に自分の審判としてのキャリアを見直すべきだよ」と痛烈に批判した。
さらに、「彼は試合を変えている。本当に他の仕事を探すべきだね」、「彼はフィールドで何をしていたんだ?野球の試合をダメにしている彼を止めなければならないのは明らか」と答えるなど、ヘルナンデス審判に対する怒りは収まらなかった。
槍玉に挙げられたヘルナンデス審判は、55歳で24年目とキャリアも十分の審判だ。しかし、一方で、2010年に『ESPN』が選手を対象に調査した結果によると、22パーセントの選手がヘルナンデス審判を最悪の審判と答え、ワースト3位にランクインした過去もあり、評判は良くないようだ。
ちなみに15日の試合ではヘルナンデス審判は、キンズラーが守る二塁の塁審を務める予定だったが、急遽予定が変更され三塁塁審として試合を裁いたことも伝えられている。