【MLB】イチロー、完璧な代打3ラン 「スタントンの一打よりも圧倒的に遠くへ・・・」
2017/08/23
マイアミ・マーリンズのイチロー外野手が、22日(日本時間23日)に敵地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦のダブルヘッダー第1試合に代打で出場。右翼スタンドに今季第3号となる3ラン本塁打を放った。
完璧な一発だった。7回表、3-3と同点の場面。イチローは無死一二塁から代打として登場。3ボール1ストライクからノラの甘い球を叩き、完璧な当たりの3ラン本塁打を放った。
『スタットキャスト』によると、飛距離は432フィート(132メートル)。同機械で計測を始めてからイチローにとっての最長の本塁打となった。さらに同じ回にホームランを放ったスタントンの当たり(105メートル)を遥かに凌ぐ飛距離を披露した。MLB公式サイトのアンドリュー・サイモン氏は「イチローとスタントンが同じ回に本塁打を放ち、片方は圧倒的に遠くまで飛んだ–そしてそれはスタントンの一発ではない」と速報。誰が見ても完璧な一撃となった。
完璧な一打に、試合後にマーリンズのマッティングリー監督も舌を巻いた。「イチのホームランはとても大きかったよ。あのホームランが我々を違う方向へ導いてくれた」と、その後6点を追加し、12点を入れた打線の起爆剤になったことを評価した。
ちなみに、イチローは初球ではバントの構えを見せていた。しかし、結局は打たせる結果がピタリとはまった。マッティングリー監督も打たせたことがうまく行ったと認めていた。
43歳になっても卓越した打撃技術で、常に我々を驚かせてくれるイチロー。この日の本塁打で代打安打の球団記録(21)に並び、さらに代打安打のMLB記録(28)も射程圏内となっている。イチローの伝説はまだ終わらない。