【MLB】イチローの野球人生で最高の1日 子供に伝えたい“生きる伝説”からのメッセージ
2017/08/27
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「あなたのスポーツ人生で最高の1日はどの日?」マイアミの『サン・センチネル』電子版がスポーツ界の著名人10人にインタビューを行ったところ、マーリンズのイチロー外野手からは意外な答えが返ってきたという。
アメリカン・フットボールの伝説的なクオーターバックのカート・ワーナー氏はキャリアの始まり、スポーツ実況の重鎮のアル・マイケルズ氏は1980年の「氷上の奇跡」を実況した日と答えるなど、多くの選手がキャリアのスタートや優勝した瞬間などを答える中、イチローはこう答えた。
「僕は子供のときに、日々野球が上手くなっていると実感していたときですね。毎日野球をやっていました。そして、3年生、4年生、5年生と毎日試合で上手くなっていくのを感じていたのです。あれはとても最高の感覚でしたね」
イチローは、MLBでシーズン最多の257安打を更新した日や、ワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦で決勝打を打った瞬間などではなく、「イチロー」としてキャリアが始まる前に野球小僧だった瞬間を選んだ。
43歳になっても日々成長を続け、代打最多安打数など、球史に残る記録をさらに打ち立てようとしている文字通り“生きる伝説”となっているイチロー。もしかしたら、「子供時代が最高の日々」と言うことは、現代の野球小僧へ対する彼なりのメッセージだったのかもしれない。