【MLB】マー君、7回10三振1失点で10勝目「今日の方が手応え」
2017/08/28
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、27日(日本時間28日)に本拠地でシアトル・マリナーズ戦に先発登板。7回を6安打、1四球、10三振、1失点に抑える完璧な投球で、日本人初となるデビューから4年連続の2桁勝利を達成した。
この日の田中は初回に1死から3連打で1点を失う立ち上がり。しかし、不穏な空気もシーガーを三振、ハニガーをフライで打ち取った。田中自身も試合後のインタビューで「傷口を広げかねない状況だったので、その後抑えたことが修正につながった」と語っている。
するとヤンキース打線がその裏に爆発。相手の失策にもつけ込み一挙6点を獲得し、田中に大量援護をする。しかし、田中は大量得点があっても「自分のやることが変わる訳ではないので、フォーカスする部分をぶらさないようにしている」といつも通りの投球を心がけた。
また、記者からの身体の状態はという質問に対しては、「前回よりも今日の方が手応えを感じているので、またしっかりといい準備をして次も良い登板をしたい」と力強い言葉も飛び出した。
過去の数々の日本人投手も成し遂げられなかったデビューから4年連続の2桁勝利。今季は大炎上も続いたが、最も大事な時期に上昇気流を感じさせる2連勝だ。チームも地区優勝あるいはワイルドカードに手が届く位置にいるので、田中のチームを引っ張る投球でヤンキースをプレーオフに導きたい。