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【MLB】レッドソックス、アップルウォッチを使ってサイン盗む 「またボストンがズルをした」

2017/09/06

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Getty Images



 米紙『ニューヨーク・タイムズ』は5日(日本時間6日)、ボストン・レッドソックスがニューヨーク・ヤンキースら数チームのサインを、米アップル社製の「アップルウォッチ」を使って盗んでいたと報じた。
 
 同紙によると、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、約2週間前にMLBに証拠を収めたビデオとともに申し立てを行い、MLBが調査を開始。提出されたビデオにはレッドソックスのスタッフが本拠地フェンウェイ・パークのダグアウトでアップルウォッチを確認して、選手にメッセージを伝えていた様子が映っていたという。
 
 MLBではサイン盗み自体は肉眼で行われる分には禁止されていない。MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーも「長い歴史があること」と認めている。しかし、電子機器をコミュニケーションのツールとして使うことは禁止されている。
 
 MLBの調査に対して、球団は電子機器を使ってのサイン盗みを認めたと報じられているが、レッドソックスのジョン・ファレル監督は、同紙に対して、選手がサイン盗みをしていたことは知っていたが、電子機器を使っていたことは知らなかったと関与を否定した。
 
 レッドソックスに対してどのような処分が下るかは、未だ不明ではあるが、ア・リーグ東地区で首位を走るレッドソックスはシーズン終盤で大きな問題を抱えることとなった。ちなみに同紙によると、レッドソックスもヤンキースに対して、地元テレビ局のカメラを使ってサイン盗みをしていると主張したという。
 
 ちなみに、ボストンでは2007年にアメリカンフットボールのプロリーグNFLのニューイングランド・ペイトリオッツが、試合中に相手チームのサインを隠し撮りした「スパイゲート」が問題となっていた。この件もあり、米国のファンからは、「ボストンがまたズルをした」、「ニューイングランドでは普通のことだよ」、「ボストンのチームはズルが大好き」などと揶揄されている。



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