【MLB】試合終了は午前1時!Rソックスが今季最長19回の激戦を制す 12人登板は前日樹立の新記録に並ぶ
2017/09/06
Getty Images
アップルウォッチを使用したサイン盗みで話題沸騰中のボストン・レッドソックスが、5日(日本時間6日)に本拠地でトロント・ブルージェイズ戦と対戦。延長19回の熱戦となり、レッドソックスがラミレスのサヨナラ打によって3-2で勝利した。
試合前に世間を賑わせるニュースが飛び出したボストンであったが、この日の試合は劣勢。ブルージェイズ先発のエストラーダに7回をわずか3安打に抑え込まれる投球をされる。一方のレッドソックス先発のロドリゲスも走者を出すが、得点は犠飛とモラレスのソロアーチの2点だけに抑え、味方の反撃を待つ展開となった。
試合は9回に2点リードされたレッドソックスがブルージェイズのオスナから四球とベッツの二塁打でチャンスを作り、ラミレスの三ゴロ、モアランドの二ゴロの間に2点を追加し同点。試合は延長戦へと突入する。
延長戦に入ると、両軍中継ぎ陣が奮闘。延長11回にはブルージェイズが1死一三塁とチャンスを作り、スモークが大きな中飛を放つが、中堅手ブラッドリー・ジュニアが見事なレーザービームで三塁走者を刺し、勝ち越しならず。
その後も両者得点できずに、試合は開始から約5時間が経過し、遂に16回へ突入する。この様子をレッドソックスの公式ツイッターが画像付きで伝えると、他球団のファンからは「アップルウォッチのスクリーンショット?」と多くのファンからツッコミが最新のネタでツッコミが多く寄せられた。
16回には両軍先頭打者が出塁するも、譲り合って無得点。18回には先頭のこの日無安打のドナルドソンが初球のストライクのコールに対して審判に何かを言い、即退場となってしまう。ドナルドソンが退場となり、守備が心配されたブルージェイズだったが、マイナーで1試合だけ三塁の経験がある捕手のロペスを三塁にスイッチさせた。
試合は今季最長となる19回に突入。レッドソックスは、前日エンゼルスが打ち立てたリーグ記録の1試合12人登板のタイ記録となる12人目のベラスケスをマウンドに上げ、ブルージェイズ打線を抑える。
すると、19回裏に先頭のベッツが左越えの二塁打でチャンスを作ると、ラミレスが中前へサヨナラ打を放ち、午前1時を回り、試合開始からちょうど6時間でレッドソックスが3-2で勝利した。
この日地区2位のヤンキースが敗れたため、レッドソックスはヤンキースとのゲーム差を3.5に広げることに成功した。