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【MLB】ワイルドカード圏内、ヤンキースの“一発勝負”の先発は誰? 地元サイトが予想

2017/09/06

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Getty Images



 現在、ア・リーグ東地区2位で、首位のボストン・レッドソックスとは3.5ゲーム差のニューヨーク・ヤンキース。ワイルドカード争いでは首位として、圏外最上位のミネソタ・ツインズとは3ゲーム差だ。順調に行けば、地区優勝もしくはワイルドカードでのポストシーズン進出が濃厚となる。そこで、現地5日にヤンキースの地元ニュースサイト『NJ.com』が、ワイルドカードで進出した場合のヤンキースの先発を誰にすべきかの特集記事を掲載。田中将大投手も候補に挙げられた。
 
 2012年からワイルドカードの枠を2枠に増やし、2チームで1試合のワイルドカードゲームが行われ、地区シリーズに進出するチームを決める。一発勝負のガチンコ対決なので、先発投手の役割は非常に重要だ。
 
 同記事では、ヤンキースのワイルドカードゲームの先発候補を4人選出し、「なぜ選ぶべきなのか」、「なぜダメなのか」を議論。もちろん、田中も候補に挙げられている。
 
 田中を選ぶべき理由としては、「ファンは防御率4.54という数字が嫌いで、前半戦ゴミだった田中の姿がまだ心に残っているかもしれない」とファンの意見に理解を示しながらも、特筆すべき点として「直近12試合で田中は防御率2.77を記録し、本物のエースのような投球をしている。さらに、田中には2015年のワイルドカードゲームで先発した経験もある」と最近の成績と経験を評価した。
 
 一方で、なぜダメなのかについては、「田中より良いシーズンを送っているセベリーノがいる。もしかしたらファンは2015年のワイルドカードゲームで5回2失点を喫し敗戦投手となった田中が嫌いかもしれない」と判断した。
 
 他に選ばれたのはセベリーノ、グレイ、サバシアの3選手。セベリーノに関しては「最初のフルシーズンで経験も少ない」、グレイには「田中とセベリーノよりも良い選択肢である明確な理由がない」とダメな理由を挙げた。
 
 また、サバシアに関しては候補としながらも、「他の3選手を上回って先発となる可能性はない」と選ぶべき理由で断じられている。
 
 そんな中、同紙が選んだ先発はセベリーノ。今季27試合に先発し、12勝6敗、防御率3.03、169回1/3で201三振の成績で、「今年のベスト投手。さらに次期エースに向かって成長している」と結論づけた。
 
 今季、ここまで11勝10敗、防御率4.54の田中。しかし、直近3戦で3連勝と、調子は上向きだ。この予想を覆すくらいの終盤戦の活躍が期待される。



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