【MLB】岩隈、復帰に向けた30球を披露するも・・・指揮官は慎重「まだやることがある」
2017/09/11
Getty Images
右肩炎症からの復帰を目指しているシアトル・マリナーズの岩隈久志投手が、9日(日本時間10日)に実戦形式で30球を投げ、記者たちに復帰について自信を見せた。9日にシアトルの地元紙『ニュース・トリビューン』電子版が報じている。
5月半ばに故障者リスト入りしてから、復帰時期が延び続けた結果、シーズン終盤を迎えている岩隈。しかし、本人は復帰について自信を持っているようだ。
30球を投げた後、岩隈は記者たちにこう語ったという。「毎日、復帰できると感じています。復帰するということをモチベーションにして、毎日努力しています」
「自分が復帰するチャンスはあると思います。復帰できると自分を信じて続けています」と復帰についての強い意欲を語ったという。
しかし、一方でマリナーズのサービス監督は、「彼はまだやらなければならないことがある」と即復帰については懐疑的であるという見方を示した。
また、このまま復帰が長引き続けると来季の契約にも大きく影響することとなる。同記事によると、マリナーズは岩隈と1000万ドル(約10億8000万円)の再契約を行わずに、100万ドル(約1億800万円)を支払って、岩隈をフリーエージェントにする可能性が高いとしている。
仮に、今季このまま復帰できないとなると、来季以降MLBで良い契約を勝ち取ることが非常に難しくなることは間違いない。18年には37歳になる投手が、6試合に投げ0勝2敗、防御率4.35との成績で、肩を負傷しているとなると、良い契約を得られないことは明白だ。
来季、MLBに残るためには残り少ない試合数で復帰して、何回か素晴らしい投球を披露することが必要だろう。今後の岩隈の動向にも注目だ。