【MLB】ジャッジ、新人本塁打記録に王手 イチロー以来3人目の新人王&MVPのW受賞も視野
2017/09/25
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ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が24日(日本時間25日)、敵地でのトロント・ブルージェイズ戦で2本塁打の活躍。今季48号として、マーク・マグワイア氏(現パドレスベンチコーチ)が持つ新人本塁打記録まで残り1本とした。
ジャッジはチームが1-9と敗戦濃厚の6回表に弾丸ライナーで左翼に47号を打ち込むと、7回表には左中間へ完璧な当たりの48号2ランを放った。
MLBの新人記録はマグワイア氏が87年にアスレチックスで記録した49本塁打。残り1本と迫り、史上初の50号の大台も見えてきた。
今季前半戦で30発を放ったジャッジだったが、球宴後に失速。8月は27試合に出場し打率.185、3本塁打、7打点と絶不調だったが、9月になり復活。この日までに11本塁打を放ち、接戦だった本塁打王争いでも2位のデービスに7本差をつけ一気に突き放した。
ジャッジは試合後に『YESネットワーク』のインタビューで、「正しいボールを振っただけ」と答え、「良いカウントにして正しいボールを振る。これが最も大きいこと」と本塁打を放った秘訣を答えた。
また、新人記録については、「達成できたときにチームが勝てることを祈っているよ。でも、実はあまりそれについては考えていないんだ。私たちはもっと特別なこと(プレーオフ進出)に向けてやっているから」と答えた。
8月にはイチロー以来3人目となるMVPと新人王の同時獲得は望み薄かと思われたが、再び調子を上げてMVP候補にも名乗り出てきたジャッジ。今季の成績は打率.281、48本塁打、105打点、122得点、8盗塁。対抗馬は打率.348、24本塁打、80打点、32盗塁でリーグトップの198安打を放っているアストロズのアルトゥーベか。残り7試合でジャッジがどこまで記録を伸ばすことができるのか注目である。