【MLB】タイガース・ロマインが1試合で全ポジションを守る MLB史上5人目の偉業
2017/10/01
Getty Images
デトロイト・タイガースのアンドリュー・ロマイン内野手は、9月30日(日本時間10月1日)に敵地で行われたミネソタ・ツインズ戦でMLB史上5人目となる1試合で全ポジションを守るという偉業を達成した。
本職は遊撃手ながら、内野のユーティリティープレイヤーとして活躍しているロマイン。昨季もキャッチャー以外の全ポジションで出場を果たしており、タイガースのオースマス監督はロマインを1試合で全ポジションに就かせることを示唆していた。
ロマインは7番・レフトとして先発出場すると、レフト→センター→ライト→サード→ショート→セカンド→キャッチャー→ピッチャー→セカンド→ファーストと守備位置を変え続けた。キャッチャーで出場の際にはパスボールを記録してしまったが、その他のポジションは無難にこなした。
また、8回には1点リードと緊迫した場面でピッチャーとして出場。チェンジアップと速球を駆使し、強打者のミゲル・サノーを三ゴロに打ち取った。直球の最速は88マイル(約141.6キロ)だった。
そして、試合はタイガースが3-2で勝利。ワイルドカードでのポストシーズン進出を決めているツインズに一矢報いる形となった。
全ポジションを守る偉業は、かつてオリックスに所属していたスコット・シェルドン内野手など4名が達成。米国「CBSスポーツ電子版」によると、全ポジション出場は2000年10月1日にタイガースのシェーン・ホルター以来17年ぶりの快挙となっている。