【MLB】PS初戦で好投見せたヤンキース救援陣に現地でも絶賛の声「10月のヤンキースに希望与えた」
2017/10/04
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ニューヨーク・ヤンキースは3日(日本時間4日)に本拠地で行われたア・リーグのワイルドカードゲームでミネソタ・ツインズと対戦し、8-4で白星を飾り地区シリーズに駒を進めた。
この試合の先発は、23歳で今季頭角を現したルイス・セベリーノ。しかし、セベリーノはまさかの0回1/3を3失点KO。一方のツインズ先発・サンタナも2回4失点と精彩を欠く内容となり、勝敗は救援陣に委ねられたが、ブルペンの層が厚いヤンキースに軍配が上がることになった。
ヤンキースは1回から継投策に入ったが、4人の投手で8回2/3を1失点にまとめる好リリーフ。2番手・グリーンは2回1失点、3番手・ロバートソンは3回1/3を無失点、4番手・ケインリーも2回1/3を無失点とイニング跨ぎも苦にせず、最後はチャップマンが1回を3奪三振で無失点に抑え、試合を締めた。
一方のツインズはレギュラーシーズンからブルペン陣に不安を抱えており、一発勝負のワイルドカードでその不安が的中することとなってしまった。
打撃面では新人王・MVPのW受賞が期待されているアーロン・ジャッジが2ランを放つなど、多くの打者が活躍を見せたが、ニュージャージー州の地元紙「NJ.com」では3日(日本時間4日)付で救援陣に注目した特集を掲載。
同紙では今回の試合について「ブルペン陣がまるで90年代のような輝きを放ったことは、10月の長い戦いを戦い抜くヤンキースに希望を与えた」と評している。
同記事では、特に2番手・グリーンのリリーフを「1996年のマリアノ・リベラのように後続を打ち取って窮地をしのいだ」と絶賛。同年のリベラはまだセットアッパーだったが、圧倒的な投球でチームをワールドチャンピオンに導いた。サイ・ヤング賞投票でも3位に入るほどの大活躍を見せたことから、グリーンへの評価の高さが窺える。
また、ベテラン先発左腕のCC.サバシア投手も「ブルペン陣は私達のチームの強いところだ」と話しており、現在のヤンキースブルペン陣にはチームメイト・首脳陣・ファンから全幅の信頼を寄せられている。
また、同記事では今回の試合で救援陣に負担がかかったことから、先発陣にはセベリーノ以上の投球をすることが期待されている。特に、田中将大投手には7回15奪三振無失点という快投を見せたシーズン最終戦のようなパフォーマンスが期待されている。
次は強豪のインディアンスと対戦することとなったヤンキース。若手中心の打撃陣は好調なだけに、先発と中継ぎ、共に力を出し切って難敵に立ち向かっていきたいところだ。