大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » メジャーリーグ最新情報 » 田中将大 » 【MLB】ヤ軍・ジラルディ監督は地区S初戦の先発を明言せず。最終戦明暗分かれた田中とグレイが候補

【MLB】ヤ軍・ジラルディ監督は地区S初戦の先発を明言せず。最終戦明暗分かれた田中とグレイが候補

2017/10/04

text By

photo

Getty Images



 3日(日本時間4日)、ワイルドカードでミネソタ・ツインズに勝利し5年ぶりとなる地区シリーズに駒を進めることとなったニューヨーク・ヤンキース。
 
 先発のセベリーノが0回1/3で3失点KOとまさかの展開となったが、若手中心の打撃陣が臆することなく活躍し、救援陣も力投を見せツインズを下し地区シリーズに駒を進めることができた。
 
 1回負ければ終わりという一戦を制し、チームや地元・ニューヨークでは祝勝ムードが漂っているが、一方で、地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」によると、ジラルディ監督は5日(日本時間6日)から行われる地区シリーズの初戦に、田中将大投手かソニー・グレイ投手のどちらを登板させるか決めかねているようだ。
 
 記事によると、ジラルディ監督は2番手として2回1失点と好投したチャッド・グリーン、3番手として3回1/3を無失点と試合の流れを大きく引き寄せたデービッド・ロバートソンの2人に2日間の休養を与えることを明言。
 
 そのため、地区シリーズ初戦では先発投手にある程度イニングを稼ぐことが求められることとなった。しかし、ジラルディ監督は最終戦で7回15奪三振無失点と好投した田中と、5回途中6失点と乱調だったグレイのどちらを先発として起用するか、試合後にも明言しなかった。
 
 なお、対するインディアンスはエースのクルーバーを温存し今季17勝のバウアーを先発させることを決めている。
 
 田中はメジャー移籍後初めての地区シリーズとなるが、グレイはアスレチックス時代の2013年にポストシーズンに登板経験があり、そのうちの1試合では8回無失点の快投を見せた。経験値ではグレイが上だが、今季の田中は、好調時は手のつけられない投球を見せるため、どちらにマウンドを任せるか決めかねているようだ。
 
 ワイルドカードからのワールドシリーズ出場、そして世界一を掴む下剋上を見せるためには、まずはインディアンス相手に先勝を期したいヤンキース。ジラルディ監督は、果たしてどのような決断を下すことになるだろうか。



error: Content is protected !!