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【MLB】チームを救ったヤンキース・田中、対戦相手からも称賛の声「つけ入る隙がなかった」

2017/10/09

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、8日(日本時間9日)に本拠地で行われた、クリーブランド・インディアンスとのア・リーグ地区シリーズ第3戦に先発登板し、7回を7奪三振で無失点と好投を見せ、負ければシリーズ敗退のヤンキースを救った。
 
 この好投に対し、辛口で有名な地元・ニューヨークメディアだけでなく、対戦相手のインディアンスの地元・クリーブランドでも称賛の声が上がっている。
 
 米国「Cleveland.com」では、インディアンスが敗戦を喫したものの、9日付で特集を掲載し対戦相手となった田中の好投を絶賛している。
 
 記事では「田中のスプリット・フィンガー・ファストボールが打線を翻弄し、インディアンスは地区シリーズ第3戦で敗戦を喫することとなった」と評しており、投球の71%がストライクで、更に空振りを量産したと紹介。また、インディアンス所属選手のコメントも掲載している。
 
 インディアンスの中軸を担うジェイ・ブルース外野手は「田中のスプリッターはストライクゾーンの低めに決まる速球のように見えたが、ボールゾーンに沈んでいった」とお手上げのコメントを残した。
 
 また、同球団のロバート・ペレス捕手も「田中が速球を投じた数はおそらく数えられるほどだった。しかし、速球のように見えたスプリットが鋭く落ちて、それを打つのは難しかった。今晩の彼の投球は非常に良く、私たちにはつけ入る隙がなかった」と絶賛。
 
 インディアンスの名将・フランコーナ監督も「田中のスプリッターはよく沈んでいて、彼の投球術にハマってしまった」と話している。
 
 地区シリーズ敗退の危機からチームを救った田中。日本の誇る右腕がチームのリーグ優勝決定戦進出に望みをつないだが、ヤンキースは残り2試合でインディアンスを下し、先に駒を進めることはできるだろうか。
 
 ア・リーグ地区シリーズ第4戦は、日本時間10日の午前8時ごろからプレイボール予定だ。第4戦にはインディアンスが初戦に登板したバウアー、ヤンキースはワイルドカードゲームでまさかの初回KOとなったセベリーノが先発する。



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