【MLB】ドジャース、2年連続リーグ優勝決定S進出! ダル6回途中1失点でプレーオフ初白星 前田も中継ぎで快投
2017/10/10
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ロサンゼルス・ドジャースのダルビッシュ有投手が9日(日本時間10日)、ナ・リーグ地区シリーズ第3戦のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板。5回0/3、74球、2安打、無四球、7三振、1失点で自身初のポストシーズンでの白星を挙げた。また、前田健太投手は4番手として登板。1回を2三振と完璧な投球を披露した。ドジャースは3-1で勝利し、2年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出した。
ドジャースが2勝0敗とリーグ優勝決定シリーズに王手をかけ迎えた第3戦。ドジャースはダルビッシュ、追い込まれたダイヤモンドバックスはグレインキーが先発マウンドに上がった。
初回にベリンジャーの内野ゴロの間にドジャースが1点を先制する。ダルビッシュは初回に技ありのバント安打を許すも、その後は相手打線を翻弄する投球を披露。直球、カットボールとスライダーをうまく組み合わせ、4回までに6三振を記録する。
ドジャースは5回、ポストシーズンで当たりが止まっていたベリンジャーが逆方向へソロ本塁打を放ち、貴重な追加点を挙げる。
ダルビッシュは5回裏に2死からデスカルーソに甘い変化球を捉えられ右中間にソロ本塁打を浴びてこの日初失点。ダイヤモンドバックスに流れが傾きかけたが、続くマシスの一塁スタンド方向へのファウルボールをベリンジャーがダグアウトに落ちながら捕球するスーパープレーで流れを引き戻す。
6回、ドジャースはダルビッシュの女房役のバーンズが左翼スタンドへソロ本塁打を放ち、3-1と再び2点差とする。しかし、6回裏にダルビッシュは突如制球を乱し、ウォーカーのグリップエンドに球を当て、死球か否かをビデオ判定。ファウルと判定が下されたが、続けてヘルメットに球を当て、頭部死球を与えたところで交代。この日の成績を5回0/3、2安打、無四球、7三振、1失点として降板した。
ドジャースはその後、8回裏には前田が中継ぎとして登板。先頭打者を力強い直球で空振り三振、続くデスカルーソを三ゴロ、代打のアイアネッタを内角の直球で空振り三振に打ち取り、ポストシーズンで2試合続けて完璧な投球を披露した。
9回は守護神のジャンセンが走者を許すも抑え、ドジャースが3-1で勝利。ドジャースは2年連続でリーグ優勝決定シリーズに進出した。
ダルビッシュは過去2回のポストシーズンの先発で0勝2敗となっていたが、この日は6回以外を完璧な投球で自身初勝利を挙げ、チームのリーグ優勝決定シリーズ進出に大きく貢献。ドジャースは29年ぶりの世界一に向けて一歩前進した。