【MLB】ダルビッシュ、古巣地元紙が投球スタイルの変化に注目「レンジャーズの時とは別人のようだ」
2017/10/17
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今季途中にテキサス・レンジャーズからロサンゼルス・ドジャースにトレードで移籍となったダルビッシュ有投手。17日(日本時間18日)には、シカゴ・カブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発する予定だが、地元だけでなく、古巣のテキサス州でも注目されている。
テキサス州の地元紙「ダラス・モーニングニューズ」では16日付で特集を掲載。同紙のジェリー・フレイリー記者は「火曜日のリーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発登板するダルビッシュは、今季の4ヶ月ほどをレンジャーズで過ごした時とは別人のようだ」と評し、移籍後の変化に注目している。
記事では、ダルビッシュは伝家の宝刀・スライダーの鋭さが健在のまま、ドジャース移籍後にカッター、スプリッター、70マイル(約112.7キロ)のカーブをより多く使うようになったと指摘。ドジャース移籍で投球スタイルが変化し、投球の幅が広がったと評している
この件について、ドジャースのロバーツ監督も「彼は本当に良くボールを扱うことができている」と話しており、能力の高さに太鼓判を押している。
しかし、一方で「獲得した当初は、あまりにも多彩な武器を持っていたから、彼をどのようにするか分からなかった。でも、ハニーカット投手コーチと多くの情報を提供してからは、彼は打者を仕留めるための良い投球リズムを見つけることが出来たと思っている」とも話した。
移籍後は様々なことを模索しており、成績は思うように伸びなかったが、強豪・ドジャースに所属していたからこそ調整の余裕が生まれ、ポストシーズンの好投につながっているようだ。
実際に、レギュラーシーズンの最終3試合では19回1/3を投げて2失点(自責1)、2勝0敗と調子を上げ、地区シリーズでも打者有利のダイヤモンドバックス本拠地で好投。チームを3連勝でリーグ優勝決定シリーズに導いた。
ドジャースは第3戦で勝利となれば、1988年以来29年ぶりのナ・リーグ制覇に王手をかけることとなるが、果たしてダルビッシュはチームを勝利へ導く好投を見せることはできるだろうか。第3戦は、日本時間18日の午前10時頃にプレイボール予定だ。