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長く厳しい復帰への道 ダルビッシュ有、トミー・ジョン手術で今季全休へ

ダルビッシュが右肘のトミー・ジョン手術を受けるため今シーズンの全試合を欠場することが明らかになった。ポピュラーになりつつあるトミー・ジョン手術だが復帰への道のりは長く厳しいものになる。

2015/03/14

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ダルの執刀医のアンドリューズ医師とは?

 昨年はメジャー、マイナーを含めて70人以上が受けており、成功率も現在では90%を上回るなど非常にポピュラーなものになってきているトミー・ジョン手術。確かに昨年、田中将大が選択した保存療法と比べれば、その後に爆弾を残す心配はないものの、術後の回復が完全に保証されているものではない。
 ダルビッシュの同僚であるネフタリー・フェリースはかつて剛腕クローザーとして名を馳せたものの術後、平均96マイルから92.9マイルへと球速が大幅に低下。手術から2年がたった今でもかつての速球は戻っていない。またレンジャースの大先輩である大塚も2008年の手術を皮切りに、3度の肘の手術を行うも結局現役復帰することはできなかった。
 
 今回ダルビッシュの手術を担当するアンドリューズ医師はトミー・ジョン手術の権威であるフランク・ジョーブ博士の愛弟子。過去にメッツの剛腕、マット・ハービーや殿堂入り投手のジョン・スモルツ、日本人メジャーリーガーでは田沢純一や藤川球児の手術も執刀してきた名医だ。手術においての心配はない。あとはトミー・ジョン手術の肝になるとされる術後の長いリハビリをダルビッシュが乗り切れるかだろう。
 
 幸運なことにレンジャースには16歳で手術を受け、手術後現役では最も長く活躍しているコルビー・ルイスを筆頭に藤川、フェリース、マーティン・ペレスらトミー・ジョン手術経験者が非常に多い。彼らのアドバイス、存在はきっとダルビッシュの力になるはずだ。
 
 サイヤング賞の有力候補とも言われた今季のダルビッシュ、そのシーズンが開幕前に終わってしまったのは残念でならない。
 
Darvish’s injury is not just a big blow to the Rangers’ chances, but a major disappointment for any fan who has watched him dominate over the past couple seasons.
ダルビッシュの怪我はレンジャースの(優勝の)チャンスへの大打撃だけでなく、過去2年間、彼の支配的な投球を見てきたファンにとって大きな落胆となった。
 
出典: Yu Darvish to have season-ending Tommy John surgery by Chris Cwik in YAHOO! Sports on Mar.13 2015

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