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【MLB】元CY賞左腕・カイケルにリベンジ果たしたマー君を地元紙絶賛「全ての球が効果的だった」

2017/10/19

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は18日(日本時間19日)に本拠地で行われた、ヒューストン・アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発登板し、7回を103球で3安打・8奪三振・1四球・無失点と好投を見せ、チームを勝利へ導いた。
 
 ヤンキースはこの勝利で戦績を3勝2敗とし、2009年以来となるリーグ制覇に王手をかけた。また、田中はポストシーズン2勝目をマークした。
 
 この試合の相手先発は、2015年のサイ・ヤング賞左腕のダラス・カイケル。第1戦で過去に田中とカイケルはこれまでに2度対戦経験があるが、田中の防御率は4.86、カイケルの防御率は0.90と大差が生じており、この試合でもカイケル有利と目されていたが、日本を代表する右腕は、大一番で前評判を跳ね返す好投を見せた。
 
 辛口で有名な地元・ニューヨークのメディアも連日、ヤンキースに称賛の声を送り続けている。地元紙「ニューヨーク・タイムズ」では、18日付で試合終了後に特集記事を掲載。田中が第1戦で敗戦を喫したカイケルにリベンジを果たしたことを絶賛している。
 
 記事では「彼の全ての球が効果的で、特にスライダーとスプリッターは調子が良く、アストロズ打線を封じ込めた」と今回登板の投球を絶賛。また、「十分すぎる投球を見せてくれた」とも評している。
 
 また、田中が今回登板でまたも好投を見せたことを受け、同記事ではNPB時代の2013年に日本シリーズに出場したことも紹介。日本のエースである田中が第6戦で160球を投じ、第7戦でも15球を投じたことは当時の米球界に大きな衝撃を与えたが、これらの経験を基に以前から大舞台慣れしていると評している。
 
 一方、活躍を続けていることで、田中がシーズンオフにオプトアウト(契約破棄)する可能性についても言及。ヤンキースが2連敗で終戦を迎えた場合、この試合がヤンキース・田中の最終登板となる可能性も示唆した。
 
 田中の活躍によって、ワールドシリーズ出場まで残り1勝と迫ったヤンキース。ナ・リーグをロサンゼルス・ドジャースが制し、ヤンキースがア・リーグを制することになれば、米国のワールドシリーズの舞台でダルビッシュと投げ合う可能性も生じてくるが、果たしてリーグ優勝決定シリーズはどのような結末を迎えることになるだろうか。



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