【MLB】グリエル、試合中にダルビッシュ有を揶揄する差別的ジェスチャーか ダルは「気にしていない」とコメント
2017/10/28
Getty Images
元横浜DeNAベイスターズ、現ヒューストン・アストロズ所属のユリエスキ・グリエル内野手が27日(日本時間28日)のワールドシリーズ第3戦のロサンゼルス・ドジャース戦でダルビッシュ有投手に対する差別的なジェスチャーを行なったのではないかということで米国で波紋が広がっている。
この日のグリエルは2回にダルビッシュから先制弾を左翼スタンドに放った。その後テレビカメラはベンチで談笑するグリエルの姿を抜いたのだが、そのときにグリエルは自身の両指を目尻に当てていたのだ。このジェスチャーは「つり目ジェスチャー」と呼ばれ、アジア人を揶揄するときに使用されることが多い。
グリエルが意図してジェスチャーをやったのかは不明であるが、この瞬間の動画がSNS上で出回ると、「グリエルはレイシスト」などと、多くのファンから批難が殺到し炎上状態となっている。
また、試合中にはダルビッシュがダグアウトで通訳とグリエルの行為ついて話しているような様子もテレビカメラに抜かれていた。そして、試合後にダルビッシュはグリエルの行為に対して「自分としてはあまり気にしていない」と語り、「アストロズにもアジアのファンはいる。アストロズの球団としての品格が落ちてしまうと思う」とインタビューに答えた。
この後、どのような処分がグリエルに下されることになるのか続報を待ちたいが、アストロズの勝利に水を差す行為となったことは間違いない。