【MLB】元タイガースの剛腕・バーランダーに古巣から祝福の声 移籍後にWS制覇の夢叶う
2017/11/02
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ヒューストン・アストロズは1日(日本時間2日)に敵地で行われたワールドシリーズ第7戦でロサンゼルス・ドジャースを5-1で下し、球団史上初となるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
シリーズMVPにはシリーズ7戦で6本塁打を放ったジョージ・スプリンガーが選出されたが、投手陣では第4戦で7回途中1失点、第7戦では6回から9回までを4回1失点と好投したチャーリー・モートン、そして、8月31日にデトロイト・タイガースから移籍してきたジャスティン・バーランダーが目立った活躍を見せた。
12年間在籍してきたタイガースから移籍したバーランダーは、レギュラーシーズンでは5戦5勝とチームのラストスパートに大きく貢献。
ポストシーズンでも地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズで4戦4勝と獅子奮迅の活躍を見せ、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献。ワールドシリーズでは白星こそ上げられなかったが、2試合とも6回を3失点以内にまとめて試合を作った。そして、チームはワールドシリーズを制覇し、自身初となるチャンピオンリングを掴むことになった。
米国「USAトゥデイ紙」の1日付の特集によると、バーランダーはトレード前にエースのダラス・カイケルやオーナーのジム・クレーン氏A.J.ヒンチ監督と直接会話をしたという。ハリケーンの被害など、アストロズ移籍には不安を抱えていたようだが、ワールドシリーズ制覇という夢を叶えるために12年間を過ごしたタイガースから移籍を決意した。そして、遂にこの日に夢が叶うことになり、バーランダーも嬉しさを爆発させていた。
アストロズがシリーズを制覇した際には、古巣のタイガースも公式ツイッターで「多くの選手がキャリアの中で数々の賞を獲得しようとするけど、その中でもチャンピオンリングの特別さは私たちも良く知っているよ。おめでとう、バーランダー」とコメント。長年チームを支えたエースの世界一を祝福した。また、球団だけでなく多くのタイガースファンも祝福のコメントを寄せている。
移籍しても古巣から慕われている剛腕・バーランダー。遂にチャンピオンリングを掴むという夢が叶ったが、来季以降はどのような活躍を見せてくれるだろうか。