【MLB】イチローがFAに 同僚ゴードンの心温まるメッセージが話題に「寂しくなるよブラザー」
2017/11/04
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マイアミ・マーリンズは3日(日本時間4日)にイチロー外野手と来季の契約を更新しないことを発表した。このニュースにチームメイトのディー・ゴードン内野手がメッセージをイチローに送り、心温まる内容が話題となっている。
ゴードンは自身のインスタグラムに、3000安打を放った打席後に塁上の笑顔のイチローとハグをしている写真を投稿。以下のコメントを添えた。
「一緒にプレーしていた日々が寂しくなるよブラザー…僕がクラブハウスから出るときに、こっそりと音楽を小さくしてくれたよね…僕たち全員に対して最高のチームメイトでいてくれてありがとう…そして僕に流儀を教えてくれてありがとう…すべての愛をあなたに贈るよイチ…あなたと一緒にプレーできてとても嬉しかった」
イチローとゴードンは多くのことで似通っている。例えば身長はともに180センチ、体重はイチローが80キロ、ゴードンが78キロ。右投げ左打ちのリードオフマンということも同じだ。イチローはマーリンズへの移籍初年度に『マイアミ・ヘラルド』でゴードンについてこう語っている。
「彼は僕と同じくらいの身長、体重です。そして、足を使って安打を稼いでいる。僕たちは同じタイプの選手だと言えると思います。彼にまだ打撃理論について語ったことはないですが、彼の打撃に対するアプローチを見ると、僕がやっていることと多くのことが似ていると思います」
その後はイチローがゴードンにアドバイスをしたり、また、特注のバットケースを贈ったりするなど、友情を築いてきた2人。15年にはゴードンは205安打を記録し、首位打者を獲得した。昨季は出場停止となったが、今季は再び201安打を記録。リーグを代表するリードオフマンへと上り詰めた。
メジャーリーガーには出会いもあれば別れもある。別れは必ず来るものだったが、ゴードンにとってイチローとの出会いの“特別さ”は彼の投稿から容易に想像することができる。