【MLB】ダル、FA市場で更に人気上昇?ジャイアンツ・クエトがオプトアウト権行使せず残留
2017/11/05
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サンフランシスコ・ジャイアンツは4日(日本時間5日)、ジョニー・クエト投手(31)がオプトアウト権を行使せずに残留することを発表した。
クエトは通算122勝を誇る先発右腕で、今季は故障に苦しめられながらも25試合に登板して147回1/3、8勝8敗、防御率4.52という成績を残していたが、例年に比べると精彩を欠くシーズンとなってしまった。
2014年には最多投球回、最多奪三振、20勝を記録するなど、先発としての実力は一級品。トルネード投法を彷彿とさせるようなフォームが特徴的で、突然クイックモーションで投球するなど、変則的な技術も持ち合わせているだけに、今季オフには、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手同様にオプトアウト権を行使するかどうかが注目されていたが、クエトも田中と同じく残留の道を選んだ。
今季はFA市場に出ている先発投手の数が多くないため、田中とクエトが残留を決めたことで、今季のFA市場の中で優れた成績を残しているダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、CC.サバシアといった先発投手の人気が上がり、複数球団による争奪戦が展開されることは間違いなくなった。
米メディア「スポーティング・ニューズ」の4日付の特集では、101人のFA選手の中でカブスのエースだったアリエッタが2位、ダルビッシュが3位にランクインと、エース級の働きができる両投手の評価は非常に高くなっている。