【MLB】サイ・ヤング賞2度のハラデイ氏が飛行機事故で死去 2003年には松井のデビュー戦で対戦
2017/11/08
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トロント・ブルージェイズとフィラデルフィア・フィリーズに所属し、2度のサイ・ヤング賞を獲得した通算203勝投手のロイ・ハラデイ氏が7日(日本時間8日)、自らの操縦する小型飛行機がメキシコ湾に墜落し、40歳という若さで死去した。
MLB公式サイトなど、複数米メディアが大エースの死を速報。慈善事業にも力を入れており、ロベルト・クレメンテ賞の受賞歴もある右腕の死は全米で惜しまれており、7日付のMLB公式サイトの特集では「球界はまたも素晴らしい人材を失ってしまった」とコメントしている。
2000年代のメジャーリーグを代表する名投手として活躍していたハラデイ氏は、1995年のドラフト1巡目(全体17位)でトロント・ブルージェイズに入団。1998年にメジャーデビューを果たすと、2002年には19勝をマークし大ブレーク・そして、2003年には22勝7敗、204奪三振、防御率3.25と好成績をマークして自身初のサイ・ヤング賞を獲得。
その後も毎年のように2桁勝利、200イニングを達成し続け、2010年にはナ・リーグのフィリーズで自身2度目のサイ・ヤング賞を獲得。両リーグでのサイ・ヤング賞獲得は史上5人目の快挙となっていた。そして、2013年を最後に、現役を引退していた。
また、ハラデイ氏は2003年3月31日のシーズン開幕戦で、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜氏(当時)のメジャー初打席で対戦し、適時打を浴びていた。