【MLB】急死のハラデイ氏。松井も苦戦、沈む速球で凡打の山。21世紀の大投手はどれほど凄かったか
全米に衝撃を与えるニュースが報じられた。ブルージェイズやフィリーズでエースとして君臨したロイ・ハラデイ氏が飛行機事故によって急死した。2度のサイ・ヤング賞、通算200勝と数々の栄光を築いたハラデイ氏のキャリアを振り返る。
2017/11/09
イチロー、松井の全盛期にスーパースター
ブルージェイズ、フィリーズの2球団で21世紀を代表する投手の1人として活躍していたハラデイ氏は、2013年シーズンを最後に現役引退。オールスターには16年中8度選出されるなど、イチローや松井秀喜氏の全盛期と時を同じくしてメジャーリーグのスーパースターとして君臨した。
特にブルージェイズとヤンキースという同じア・リーグ東地区に在籍した松井氏とは数多くの対戦を繰り広げ、「最大の好敵手」と報じられていた。
そんな21世紀の大投手であるハラデイ氏の死に全米は驚愕し、そして悲しみの声が多数上がっている。米国「ESPN」でも7日付の特集で「球界に大打撃」と評し、当時投手コーチを務めていたフィリーズのリッチ・デュービー氏も「彼は究極のプロフェッショナルであり、そして最高のチームメイトだった」と、その死を惜しんだ。
その他にもかつて所属していたブルージェイズ、フィリーズの地元であるトロント、フィラデルフィアの地元紙でもハラデイ氏を追悼する特集を掲載し、米国を中心にファンがツイッターなどのSNSで悲しみの声を寄せ、追悼の意を表明している。