イチローのマリナーズ復帰は「引退を決めたとき」だけ!? マ軍番記者が予想
2017/11/12
Getty Images
マイアミ・マーリンズからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手。来季に所属する球団は古巣のマリナーズがぴったりといったファンやメディアの声も聞こえてくるが、実現する可能性はあるのだろうか。MLB公式サイトでマリナーズを担当するグレッグ・ジョーンズ氏が日本時間11日にファンの疑問について丁寧に答えた。
「マリナーズはイチローを外野手の控えとして獲得しますか?」
ファンから寄せられたこの質問に対して、ジョーンズ氏はマリナーズのディポートGMが外野手を探しているとしながらも、「44歳の右翼手を獲得することは高確率でない」と、自身が聞いた話に基づいて答えた。
マリナーズはジャロッド・ダイソン外野手の代わりが必要だという。しかし、チームは若くて、身体能力が高い選手の獲得を試みていて、44歳の外野手はチームにフィットしなさそうだとしている。
しかし、一方でジョーンズ氏はマリナーズがイチローを獲得するときに考えられる「唯一のシナリオ」があるとする。それは……イチローが引退を決めたときだという。「恐らくシアトルはイチローと1日契約を結び、“マリナーズの一員として”引退することができる」とジョーンズ氏は考える。マリナーズでイチローと外野を守っていたマイク・キャメロン氏もマリナーズとの1日契約で2012年に引退したのだ。
また、ジョーンズ氏はイチローについて、「私が今までに見てきた中で、最も身体が引き締まり、柔軟性がある選手のひとり」としながらも、「老化からは逃れられない」と答えている。古巣への復帰は否定された形となったが、果たしてMLBで3000安打を放ち、50歳まで現役と語る「生きる伝説」のイチローはどうなるのだろうか。オフの動きにますます注目が集まる。