カージナルスと契約のマイコラス、GMが期待の声「日本球界で最も印象的な投手の1人」
2017/12/06
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読売ジャイアンツから自由契約となっていたマイルズ・マイコラス投手が、5日(日本時間6日)にセントルイス・カージナルスと2年1550万ドル(約17.5億円)で契約したことが分かった。
2014年オフに日本へ来日したマイコラスは、巨人での3年間で31勝13敗、防御率2.18と好成績をマークし、2015年には最高勝率、2017年には最多奪三振のタイトルを獲得した。
地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」では5日(日本時間6日)付で特集を掲載し、マイコラスの加入を歓迎した。
記事では、マイコラスを「日本球界で大成功を収めた右腕先発候補」と紹介し、マイク・ガーシュGMのコメントを以下のように報じた。
「マイコラスの加入はとても楽しみにしている。自軍のスカウトは彼に注目してきたが、彼の投球レパートリーはより洗練され続け、最終的には日本球界で最も印象的な投手の1人となった。レンジャーズ・パドレス時代から制球力こそは持ち合わせていたが、ここ3年で奪三振率が飛躍的に向上して成長を遂げた。春季キャンプでの競争を制し、先発ローテーションに入ることを期待しているよ」
カージナルスには今季まで元阪神の呉昇桓が在籍し、リリーフとして活躍を見せた。そのため、NPBで好成績を残した選手に対する期待値は以前よりも高くなっているようだ。
来季からプレーするマイコラスには若手と先発ローテーションを争ってもらう方針のようだが、日本球界で飛躍的な成長を遂げた右腕の活躍に球団、そして首脳陣は期待を寄せている。また、正捕手のヤディアー・モリーナは球界屈指の名捕手であり、久しぶりのメジャー復帰となるマイコラスの力となってくれることは間違いないだろう。
ワールドシリーズ制覇11回という名門に所属することになったマイコラス。かつてのコルビー・ルイスやトニー・バーネットのように、新たな逆輸入組として意地を見せたいところだ。