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二刀流・大谷の最大のリスクは故障?米国の二刀流経験者たちがそれぞれの見解を語る

2017/12/08

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米国の二刀流経験者も大谷に注目

 ポスティングシステムを行使した米球界移籍を目指している日本ハム・大谷翔平。既に移籍候補先7球団との面談を終了し、その後の動向についても現地で注目を浴び続けている。
 
 米国でも大谷フィーバーが冷めやらぬ中、MLB公式サイトの6日付の特集では、ブルックス・キーシュニック氏など、学生時代を含めた二刀流経験者が大谷の二刀流について語った。
 
 キーシュニック氏は1993年のドラフト1巡目(全体10位)で指名される有望株だったが、マイナー暮らしが続き期待に応えられずにいた。当初は野手としての出場がメインだったが、2002年にホワイトソックス傘下で本格的に投手挑戦。2003年・2004年にはブリュワーズで二刀流選手として活躍し、救援投手・代打・指名打者・外野手として出場するなど、幅広い役割をこなしてチームに貢献した。
 
 記事を執筆したダグ・ミラー記者は「大谷はキーシュニックからのアドバイスは求めていないかもしれないが、彼は運命的にメジャーリーグの舞台で二刀流選手としてプレーした最後の選手だ。彼は2003年と2004年にミルウォーキー・ブリュワーズで活躍し、非常に楽しい経験をした」とコメントし、かつての二刀流選手たちの見解を紹介した。
 
 キーシュニックは二刀流としてプレーした際のことを「そうだね、大学時代に戻ったような気分だったよ。試合に出るのは楽しかったし、やっぱり大好きなことだった」と振り返った。
 
 そして、大谷については「彼はうまくやれるだろうが、力強いスイングと投球で腕に物凄い負担がかかるのも事実だ。体のどこかを故障するリスクは非常に高いが、まだ彼は23歳だし、しばらくの間は二刀流を続けることはできるだろう」と才能を認めつつも、故障のリスクを心配した。
 
 実際に、今季の大谷は開幕前に足首の不調を訴え、シーズン途中には左ハムストリングスの肉離れで長期離脱の憂き目に遭った。2016年は投打に大活躍を見せ、チームの日本一に大きく貢献したが、やはり二刀流が体に大きな負担をかけることは間違いないと見られているようだ。

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