現役メジャーリーガーがホワイトソックスを提訴 MLBデビューの日にフェンス激突で大けが
2017/12/16
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元ヤンキースで現アスレチックスのダスティン・ファウラー外野手が、ホワイトソックスと同球団の本拠地であるギャランティードレート・フィールドを運営している州の機関を相手に訴えを起こしたことが明らかになった。15日(日本時間16日)にシカゴの地元紙『シカゴ・サンタイムス』が報じている。
ファウラーは6月29日の同球場で行われた試合でファウルボールを追いかけた際に右膝をフェンスに激しく当て負傷。診断の結果膝蓋腱断裂と診断され、手術を受け、シーズンを終えた。また、ファウラーにとってはその日が夢のメジャーデビューの試合だった。
記事によると、ファウラーは球団と球場がフェンスに適切に防護パッドを取り付けずに、金属の箱がむき出しになっていたと主張。また、事故が起こる前に十分な時間があったが、適切な措置を取らなかったともしている。
また、ファウラー自身も怪我により、「身体内外に重大で永続的な怪我を負うともに、精神的にも苦しみ」、多額の金を治療に支払ったという。
22歳のファウラーは元ヤンキースの有望株の一人で、2017年シーズンはトリプルA級で70試合に出場。打率.293、13本塁打、43打点を記録していた。その後ファウラーは7月31日にソニー・グレイ投手とのトレードでアスレチックスに移籍。来季の活躍が期待されている。