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「大谷の二刀流は困難」通算3110安打の大打者が見解示す 一方で挑戦にはエール

2018/01/09

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Getty Images



 メジャーリーグでも二刀流の継続を希望しているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手。日本球界では常識を覆す活躍で2016年にはシーズンMVPに選出されるなど、投打で球界屈指の活躍を見せたが、米国でも日本と同じような活躍を見せられるかという点には現地で疑問の声も上がっているようだ。
 
 大谷の二刀流挑戦は米国でも大きな話題となっており、日本時代と同様に賛否両論の意見が多く出ており、ファンやメディアだけでなく球界OBも大谷の存在に注目しているようだ。MLB公式サイトでは8日(日本時間9日)付で特集を掲載し、走攻守の三拍子が揃い通算3110安打、465本塁打、1833打点を記録した強打者であるデーブ・ウィンフィールド氏の見解を報じた。
 
 ウィンフィールド氏はミネソタ大学時代には投打で注目され、NBAやNFLといった他のプロスポーツからも注目を浴びていた逸材であった。その後、ウィンフィールド氏は1973年のドラフト1巡目(全体4位)でサンディエゴ・パドレスに指名されてプロ入りを果たし、球史に名を残す強打者として活躍。2001年には米国野球殿堂入りも果たしている。
 
 類まれな身体能力を有していたことから、どのプロスポーツからも声がかかっていたウィンフィールド氏は、大谷の二刀流について以下のようにコメントした。
 
「私も若い頃は色んなスポーツをしていたし、野球では投球も打撃もできた。でも、プロ入りの際に1つに絞るときが来た。複数の役割をこなすことで1つのことに集中できなくなるからね。二刀流は肉体的にも精神的にもキツいし、とても難しいことだと思う」
 
 二刀流の実現は難しいという見解を示したウィンフィールド氏だが、一方で「彼が望むのであれば是非やってほしい。これまで高いレベルで投球と打撃を両立できた選手はやっぱりいないからね」とエールも送った。
 
 メジャーの大物OBからも注目される存在となっている大谷。米国でも常識を覆し、投打でチームの中心選手として活躍を見せることはできるだろうか。



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