パドレス・牧田はブルペン陣安定のキーマンに 球威のなさ指摘も凡打量産の技術に期待
2018/01/10
ポスティングシステムを行使してサンディエゴ・パドレスに移籍することが決まった牧田和久。メジャーでも非常に珍しいアンダースロー投手ということで、米国でも注目を浴びており、地元でも活躍を期待する声が大きくなってきているようだ。
パドレスの球団公式サイトでは、9日(日本時間10日)付で「牧田はパドレスのブルペンで大きな役割を担うこともありうる」と題した特集を掲載。パドレスは先発陣が振るっていないが、中継ぎ陣はある程度安定しており、牧田はブルペンに更なる安定感をもたらすキーマンとして見られているようだ。
記事では、サブマリンの牧田がバットの芯を外して弱いコンタクトしか許さず、凡打を量産するグラウンドボーラーであり、日本では先発・中継ぎの両方をこなして安定感のある成績を残してきたことを紹介。日本球界の試合だけでなく、国際試合の出場経験も豊富な牧田の活躍する姿が元日本ハムのアンディ・グリーン監督やA.J.プレラーGMの目に止まり、移籍が実現したと見られているようだ。
一方で球威のなさについては不安視されており、コンタクトに優れる好打者の多いメジャーリーグでどれほど通用するかは未知数であるとされている。しかし、米球界でも非常に珍しい下手投げということもあり、やはりメジャーの舞台でどのような投球を見せてくれるかという点については興味深いようだ。
米国でも稀有な存在となっていることもあり、注目が集まっている牧田。日本時代と同様に持ち味を活かし、米国でも凡打を量産してブルペンを支えることはできるだろうか。