マーリンズ、まだ1度もプレーしていない内野手がトレード志願… 低迷チームでのプレー望まず
2018/01/12
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今オフからジェフリー・ローリア前オーナーに代わり、デレク・ジーター新CEOを中心とした投資家グループがチームの再建・新体制確立を進めているマイアミ・マーリンズ。
再建を図るためにジャンカルロ・スタントンやマーセル・オズナといった主力を大量に放出して年俸削減を図っているが、その手法は多くのファンやメディアから非難を浴びており、チーム内ではクリスチャン・イエリッチ、J.T.リアルミュートといった選手がトレードを直訴するまで状況が悪化している。
ジーター新CEOの辣腕が振るわれ続けている中、米国紙「スポーツ・イラストレイテッド」では10日(日本時間11日)付で今オフにスタントンとのトレードで獲得したスターリン・カストロ内野手がマーリンズで1度もプレーしていないにも関わらず、既にトレードによる放出を望んでいると報じた。
2006年にカブスと契約してプロ入りを果たしたカストロは、2010年にメジャーデビューを果たし、2011年には最多安打のタイトルを獲得。2015年オフにヤンキースに移籍すると、正二塁手として活躍を続けた。
しかし、今オフにカストロは若手選手と共にスタントンとのトレードでマーリンズに放出されてしまい、強豪のヤンキースを離れることになってしまった。そして、主力の放出が相次ぐマーリンズでのプレーを望まず、早くもトレードを志願しているようだ。
なお、カストロの獲得にはメッツなどが興味を示しており、マーリンズも条件次第では1度も出場がないままカストロをトレードに出す方向のようだ。