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マーリンズ選手の代理人も新体制を批判「信頼関係は取り返しのつかないほど壊れている」

2018/01/17

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 今オフからジェフリー・ローリア前オーナーに代わり、デレク・ジーターCEOを中心とした投資家グループが球団を保有することになったマイアミ・マーリンズ。
 
 新体制では年俸の削減などを目指し、ジャンカルロ・スタントン、マーセル・オズナ、ディー・ゴードンといった選手をトレードで次々に放出。しかし、この新体制の方針には批判が多く集まっており、ファンやメディアだけでなく、選手からも失望の声が多く上がっている。
 
 米国紙「サン・センチネル」では16日(日本時間17日)付で特集を掲載。母方の祖母が日本人で日系三世であるクリスチャン・イエリッチ外野手の代理人であるジョー・ロンゴ氏が現体制を批判し、イエリッチのトレード移籍を支持した。
 
 記事では「イエリッチはもうマーリンズの選手でありたくはないだろう」と題し、ロンゴ氏の「マーリンズと選手間の信頼関係はもはや取り返しがつかないほどに壊れている。イエリッチは前オーナーが残した選手の1人だし、新オーナーたちは自分たちの獲得した選手でこの先を戦えば良いだろう」というコメントを紹介した。
 
 また、同記事では「トレードされた選手たちはみんな球場の外でもイエリッチの良い友人であった。彼はこのトレードがビジネスであることを理解しているが、やはり移籍は非常に悲しいものであったようだ」と報じている。
 
 昨季のイエリッチは156試合に出場して打率.292(602-170)、18本塁打、81打点、16盗塁、出塁率.369、OPS.807と好成績をマーク。シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞の選出歴もあるなど、走攻守が揃った外野手で、昨季開幕前のWBCでは米国代表で最優秀外野手にも選出されていた。
 
 また、プライベートでも仲が良かったが、トレードでマリナーズに移籍となったディー・ゴードン内野手も「イエリッチが良い方向に進むことを望む」と元チームメイトを思いやるコメントを残した。そして、12球団ほどがイエリッチの獲得を視野に入れていると報じている。
 
 一方、マーリンズ側としてはイエリッチの放出には前向きではないようで、同紙は球団が望まない限りトレードの成立は難しいだろうという見解を示している。
 
 正捕手のJTリアルミュートや、ヤンキースからトレードで移籍したばかりのスターリン・カストロ内野手からもトレードを希望されるなど、チームは再建どころか崩壊しそうになっているマーリンズ。現在、選手と球団の関係はほぼ最悪となっているようだが、今季以降をどのように戦い抜くだろうか。



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